ウイグル女性に避妊器具や不妊手術を強制──中国政府の「断種」ジェノサイド

ニューズウィーク日本語版 2020年7月8日

エイドリアン・ゼンツ(共産主義犠牲者記念財団・中国研究上級フェロー)

<中国政府のウイグル人に対する産児制限は、国連の定めるジェノサイドの定義に該当する>

「達成目標 その1 子宮内避妊器具(IUD)を524人に装着。その2 不妊手術を1万4872人に実施」

これは新疆ウイグル自治区南部に位置する人口253万人のホータン地区の中心地ホータン市の2019年版家族計画書からの引用だ。隣のグマ県(人口32万2000人)も同年に5970人にIUDを装着し、8064人に不妊手術を実施するという数値目標を掲げている。

中国の少数民族ウイグル人が多く住むこの2地域の当局は、1年間に18~49歳の女性の14~34%に不妊手術を実施する目標を掲げた。人口に対する割合では、1998年から2018年までの20年間に中国全土で実施されたよりも多くの不妊手術が計画されたことになる。

国連のジェノサイド条約には「集団内の出生を防止することを目的とした措置を課すこと」は集団虐殺に当たると明記されている。

2020年07月10日 21時02分

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コメント

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  • hildegald
  • つい最近、日本で同様の問題で裁判ありましたよね。
    賠償請求は棄却されましたが、あれを支援してる弁護士や支援団体は、現在進行形の中国の蛮行にも是非コメントしてもらいたい。

  • 投票先:人権家と称する連中に限ってこの問題に沈黙
  • 2020年07月11日 09時51分
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